給与・手取り計算機

額面年収からの手取り額、時給への換算、扶養範囲のチェックまで、お金のリアルを可視化します。

給与シミュレーション結果

「額面」と「手取り」の決定的な違い

求人票や雇用契約書に記載されている「給与額」は通常「額面(総支給額)」を指します。しかし、実際に自身の銀行口座に振り込まれる金額は、そこから税金や社会保険料が差し引かれた「手取り」です。日本では、額面年収の 約75%〜85% が手取り額の目安と言われています。

年収が高くなるほど、所得税の税率が上がる(累進課税)ため、額面と手取りの差は広がっていきます。転職時の条件提示で「年収100万円アップ」と言われても、実際の手取りではそれほど増えた実感が湧かないことがあるのはこのためです。

差し引かれる「社会保険料」と「税金」の内訳

給与から天引きされる主な項目は以下の通りです:

  • 社会保険料(健康保険・厚生年金・雇用保険): これらは会社と従業員で折半して負担します。年収の約15%程度が目安です。
  • 所得税: その月の総支給額(非課税交通費を除く)から社会保険料を引いた「課税対象額」に基づいて計算されます。
  • 住民税: 前年の所得に基づいて計算されます。新卒1年目は前年の所得がないため、2年目から手取りが減る現象(2年目の罠)の正体です。

パート・アルバイト必見:103万・130万・106万円の壁

配偶者や家族の扶養内で働く場合、以下の「金額の壁」が重要になります。

  • 103万円の壁: 所得税が発生し始めるライン。また、配偶者控除の基準にもなります。
  • 106万円の壁: 従業員数101人以上の企業(2024年10月からは51人以上)で働く場合、社会保険への加入義務が生じるラインです。
  • 130万円の壁: 企業の規模に関わらず、社会保険の扶養から外れ、自身で国民健康保険・年金を支払う必要が出るライン。いわゆる「働き損」が最も発生しやすい境界線です。

時給換算で自分の「市場価値」を知る

正社員として働いていると、残業時間によっては、実はアルバイトの方が時給が高い……という皮肉な事態もあり得ます。年収を時給換算(年間の総労働時間で割る)することで、よりシビアに自分の労働効率を評価することができます。当計算機では、土日祝休み(年間休日120日前後)を想定した標準的な時給換算も行います。

よくある質問 (FAQ)

Q. 副業の収入はどう計算すればいいですか?
A. 副業が「給与所得」の場合は、本業と合算して確定申告を行う必要があります。当計算機の結果に副業の額面を足して、所得税率の変動に注意してください。
Q. 非課税支給額(交通費)は年収に含まれますか?
A. 一般的に「年収」という場合は交通費を含みますが、所得税の計算上は除外されます。ただし、社会保険料の計算(標準報酬月額)には交通費も含まれるため、遠方から通勤している人は社会保険料が高くなる傾向があります。
Q. ボーナスあり・なしで何が変わりますか?
A. 総年収が同じなら、ボーナスがある方が月々のキャッシュフローは少なくなります。住宅ローンの返済などで月々の支払いを重視する場合は、ボーナスに頼りすぎない計画が必要です。

まとめ

お金を知ることは、人生をコントロールすることに繋がります。「額面」という数字だけに惑わされず、「手取り」と「時給」という現実の指標を把握することで、より賢明なキャリア選択や生活設計が可能になります。ぜひこの計算機を、あなたのマネープランにお役立てください。